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『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』(げきじょうばん かめんライダーヒビキとしちにんのせんき)は、2005年9月3日より東映系で公開された日本の映画作品。特撮ヒーロー番組「仮面ライダーシリーズ」『仮面ライダー響鬼』の映画化作品である。同時上映は『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁』。 キャッチコピーは「伝説の鬼戦士、集結。古文書に記された、戦国時代の壮絶な戦い。」。 == 概要 == 本作品は戦国時代を舞台の中心とした時代劇であり、テレビシリーズ『響鬼』の番外編にあたる。時代劇という案は白倉伸一郎が提示した。テレビ版前期のプロデューサーである髙寺成紀も同様の構想を抱いていたが、現代を舞台とするテレビ版撮影用の素材が使えないので新規作成が必要となることから、無理と判断していた。 時代考証はまったくされていない。ヒーローの武器のモチーフがギターやトランペットである以上、つじつま合わせは不可能だからである。劇中では、カブキが登場早々に英語のセリフをしゃべることによって、「スーパー時代劇」であることを明確にしている。脚本の井上敏樹の「時代劇は差別の多い時代である」という考えから、戦国時代では鬼(仮面ライダー)は忌み嫌われる存在として描かれている。 タイトルは黒澤明の映画『七人の侍』に似ているが、内容を参照しているわけではない。 「都道府県ごとに鬼がいる」というテレビ版の初期構想を下敷きに、日本各地を出身とする5人の劇場版限定仮面ライダーが登場する。この5人のライダーは「ご当地ラーメン」に準え「ご当地ライダー」と称された〔『スポーツニッポン』2005年6月13日付〕。北海道・東京・名古屋・大阪・福岡という地域の選定は、日本のプロ野球チームの本拠地から来ているが、同時にロケやキャンペーンを意識して東映の営業所所在地が選ばれている。ご当地ライダーのデザインはテレビ版ライダーと比べるとシルエットが鮮明になっており、武器のモチーフは企画の初期に検討されたさまざまな楽器を発展させたものとなっている。 当時の新聞では「響鬼の忍者バージョンが登場」「仮題は『戦国大決戦』」という、完成品では没案となった情報も報じられた〔。 戦国時代の村は軽井沢にオープンセットを建てて撮影された。家一棟の予定だったのに村が丸ごとできてしまったと白倉は語っているが、美術の大嶋修一は台本を見た当初から一棟だけでは不足であることを察しており、白倉の発言に関しては「多分おとぼけでしょう」と笑っている。 エキストラの一般公募が実施されたが、混乱をなくすために参加条件は厳しく、「自前の戦国時代風衣装を着て東映太秦映画村に集合」というものだった。オーディション参加者は340名で、そのうち117名が合格した。 テレビ本編にはないライダー同士の戦い(最初は歌舞鬼が仕組んだ罠で人間を守る鬼と迫害に耐えられなくなった鬼の仲間割れ。正体を表した歌舞鬼と従事する鎧武者の化物と響鬼の激突)が描かれている。 現代の描写もテレビ版『響鬼』とは若干異なっており、映画公開時におけるテレビでの展開の予測に基づき、明日夢がヒビキのサポーターとして活動している設定になっている。また「ライダー」であることを意識して、冒頭では珍しくヒビキがバイクを運転する場面がある〔劇場パンフレット所収の坂本太郎インタビューより。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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